この記事の結論
総合計画で目指す姿と政策の大枠を確認し、設問に最も近い分野別計画で対象・手段・役割・指標を具体化します。公式リンクはPDF直リンクではなく、計画を掲載する県の案内ページへつなぎます。
1. 計画体系の読み方
1総合計画
将来像と県政全体の方向
→
2実行計画
重点施策と進行管理
→
3分野別計画
対象・手段・主体を具体化
答案では計画名を並べません。「県が把握している課題」「県が担う広域的役割」「市町村・企業・県民等との分担」を必要な範囲で使います。
2. 総合計画と分野別計画が示す課題と方向
| 公式計画 | 位置付け | 課題認識 | 政策の方向 |
|---|---|---|---|
| 「清流の国ぎふ」創生総合戦略(2023~2027年度) | 県政の総合的な方向 | 人口減少・少子高齢化の下で、暮らし、人材、産業、地域の持続可能性を同時に確保する必要があります。 | 人づくり、健やかで安らかな地域、魅力と活力ある地域を柱に、KPIで進行管理します。 |
| 岐阜県DX推進計画 | 行政・産業・地域のDX | 行政や産業の人手不足に対応しながら、年齢・地域による情報格差を残さないことが課題です。 | 県・市町村行政、産業、教育等のDXと、デジタルに不慣れな人への支援を併せて進めます。 |
| 第3期岐阜県強靱化計画 | 事前防災・強靱化 | 豪雨、土砂災害、地震等に対し、山間部を含む県土と生活機能の被害を最小化する必要があります。 | ハード・ソフトを組み合わせ、毎年度のアクションプランで施策を点検します。 |
| 岐阜県地域防災計画 | 災害予防・応急・復旧 | 県、市町村、防災機関、地域が情報・避難・物資・受援・生活再建を切れ目なく実施する必要があります。 | 主体別の責務と連携を定め、災害種別に予防から復旧までの対応を具体化します。 |
| 岐阜県の主要計画一覧 | 分野別計画の入口 | 論文テーマに応じて、環境、こども、観光、産業、教育等の現行計画を正確に選ぶ必要があります。 | 総合戦略を上位の方向として、設問に最も近い分野別計画を一つか二つ参照します。 |
3. 計画を答案へ使う4段階
| 段階 | 計画から読むもの | 答案への変換 |
|---|---|---|
| 課題 | 現状、地域差、支援が届きにくい対象 | 誰にどの不利益が起きているか |
| 方向 | 目指す姿、基本方針、重点施策 | 何をどの状態へ変えるか |
| 役割 | 県、市町村、企業、団体、県民の分担 | 主語と連携方法を明確にする |
| 検証 | KPI、評価、進行管理 | 成果指標と見直し方法を置く |
4. テーマ別の参照順
| 出題テーマ | 最初に読む | 次に確認すること |
|---|---|---|
| 若者が働き続けられる地域産業 | 「清流の国ぎふ」創生総合戦略(2023~2027年度) | 対象者、県の手段、市町村・事業者との分担、成果指標 |
| 気候変動下の防災・地域強靱化 | 第3期岐阜県強靱化計画 | 対象者、県の手段、市町村・事業者との分担、成果指標 |
| 森林・ものづくり・観光を生かすGX | 岐阜県地域防災計画 | 対象者、県の手段、市町村・事業者との分担、成果指標 |
5. 引用ではなく自分の提案へ変える
弱い書き方
「県は計画に基づき取組を推進すべきである」と計画名だけを置く。
強い書き方
計画が示す課題を踏まえ、対象者を絞り、県が共通基盤・広域調整・市町村支援を担い、関係主体が地域で実装する仕組みと成果指標まで示す。
6. 更新時の注意
- 計画期間と最終更新日を確認する
- 新計画の策定中は、現行計画と見直し資料を混同しない
- 答案では計画本文の丸写しを避け、設問の対象・原因へ合わせる
- 受験年度直前に公式ページを再確認する
確認日
2026年10月10日時点の公式ページを基に整理しています。
7. 過去問と往復する
計画で得た材料は、実際の問題の条件に合わせて削り、答案の二つの取組へ落とします。
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