この記事の結論
総合計画で目指す姿と政策の大枠を確認し、設問に最も近い分野別計画で対象・手段・役割・指標を具体化します。公式リンクはPDF直リンクではなく、計画を掲載する県の案内ページへつなぎます。
1. 計画体系の読み方
1総合計画
将来像と県政全体の方向
→
2実行計画
重点施策と進行管理
→
3分野別計画
対象・手段・主体を具体化
答案では計画名を並べません。「県が把握している課題」「県が担う広域的役割」「市町村・企業・県民等との分担」を必要な範囲で使います。
2. 総合計画と分野別計画が示す課題と方向
| 公式計画 | 位置付け | 課題認識 | 政策の方向 |
|---|---|---|---|
| 強じんな美し国ビジョンみえ | おおむね10年先の長期ビジョン | 人口減少や災害リスク等に向き合い、将来世代も希望と安心を持てる持続可能な地域をつくる必要があります。 | 強じんで多様な魅力あふれる『美し国』を基本理念に、県政運営と政策展開の方向を示します。 |
| みえ元気プラン(2022~2026年度) | 5年間の中期戦略 | 長期ビジョンを実行へ移し、直面する課題への取組を優先順位と指標を持って進める必要があります。 | 7つの挑戦、政策・施策、行政運営、進行管理を一体で整理します。 |
| 三重県地域公共交通計画 | 暮らし・観光・経済を支える移動 | 利用者減少、担い手不足、交通不便地域、広域ネットワークと二次交通の接続が課題です。 | 地域内交通、広域交通、交通を支える環境を、市町・事業者・県民と協働して整えます。 |
| 三重県地域防災計画 | 風水害・地震等への総合対策 | 南海トラフ地震や風水害に備え、平時の減災から応急対応、復旧まで主体間の連携が必要です。 | 県、市町、防災機関、県民等の役割を明確にし、災害種別・段階別の対策を進めます。 |
| 産業振興・雇用対策(総合計画での位置付け) | 産業競争力と雇用 | 人口減少、人手不足、脱炭素・デジタル化による市場変化へ県内企業が対応する必要があります。 | ものづくりの集積を生かし、生産性向上、業態転換、再エネ、誘致・再投資、人材確保を進めます。 |
| 三重県新エネルギービジョン | エネルギーと地域経済 | 脱炭素と安定供給、地域資源活用、事業者・地域との合意形成を両立する必要があります。 | 企業、地域団体、大学、市町、県がテーマ別に連携し、具体的なプロジェクトを推進します。 |
3. 計画を答案へ使う4段階
| 段階 | 計画から読むもの | 答案への変換 |
|---|---|---|
| 課題 | 現状、地域差、支援が届きにくい対象 | 誰にどの不利益が起きているか |
| 方向 | 目指す姿、基本方針、重点施策 | 何をどの状態へ変えるか |
| 役割 | 県、市町村、企業、団体、県民の分担 | 主語と連携方法を明確にする |
| 検証 | KPI、評価、進行管理 | 成果指標と見直し方法を置く |
4. テーマ別の参照順
| 出題テーマ | 最初に読む | 次に確認すること |
|---|---|---|
| 若者の定着と良質な雇用 | 強じんな美し国ビジョンみえ | 対象者、県の手段、市町村・事業者との分担、成果指標 |
| 持続可能な観光と地域交通 | 三重県地域公共交通計画 | 対象者、県の手段、市町村・事業者との分担、成果指標 |
| 南海トラフ地震に備える地域 | 三重県地域防災計画 | 対象者、県の手段、市町村・事業者との分担、成果指標 |
5. 引用ではなく自分の提案へ変える
弱い書き方
「県は計画に基づき取組を推進すべきである」と計画名だけを置く。
強い書き方
計画が示す課題を踏まえ、対象者を絞り、県が共通基盤・広域調整・市町村支援を担い、関係主体が地域で実装する仕組みと成果指標まで示す。
6. 更新時の注意
- 計画期間と最終更新日を確認する
- 新計画の策定中は、現行計画と見直し資料を混同しない
- 答案では計画本文の丸写しを避け、設問の対象・原因へ合わせる
- 受験年度直前に公式ページを再確認する
確認日
2026年10月10日時点の公式ページを基に整理しています。
7. 過去問と往復する
計画で得た材料は、実際の問題の条件に合わせて削り、答案の二つの取組へ落とします。
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