この記事の結論
総合計画で目指す姿と政策の大枠を確認し、設問に最も近い分野別計画で対象・手段・役割・指標を具体化します。公式リンクはPDF直リンクではなく、計画を掲載する県の案内ページへつなぎます。
1. 計画体系の読み方
1総合計画
将来像と県政全体の方向
→
2実行計画
重点施策と進行管理
→
3分野別計画
対象・手段・主体を具体化
答案では計画名を並べません。「県が把握している課題」「県が担う広域的役割」「市町村・企業・県民等との分担」を必要な範囲で使います。
2. 総合計画と分野別計画が示す課題と方向
| 公式計画 | 位置付け | 課題認識 | 政策の方向 |
|---|---|---|---|
| 宮崎県総合計画2023・長期ビジョン | 2040年を展望する県民共有の指針 | 人口減少の下でも、安心して暮らせる地域、産業、学び・活躍の機会を維持する必要があります。 | 一人ひとりの活躍、安全・安心で心豊かな暮らし、力強い産業と魅力ある仕事の三つの将来像を示します。 |
| 宮崎県総合計画2023・アクションプラン | 2023~2026年度の重点実行 | 長期ビジョンを短期の重点施策と指標へ落とし、社会変化に対応しながら実行する必要があります。 | 危機対応、人口、産業、人材、地域・暮らし等の重点プログラムを横断的に進めます。 |
| みやざき産業振興戦略 | 産業・雇用の分野別戦略 | 物価・原材料高、人手不足、技術変化に対応し、県内企業の付加価値と良質な雇用を高める必要があります。 | 企業の挑戦支援と、多様な産業人材の育成・確保を産学金労官で進めます。 |
| 第八次宮崎県農業・農村振興長期計画(後期計画) | 基幹産業・農村の将来像 | 担い手不足、資材高、気候災害、家畜伝染病等の危機に対応しながら、食と地域経済を支える必要があります。 | 重点プロジェクト、品目別・地域別の方向、危機対応、スマート化、連携産業への波及を整理します。 |
| 宮崎県観光振興計画 | 観光再興と地域づくり | 旅行需要・ニーズの変化、デジタル化、持続可能性、人材、二次交通への対応が必要です。 | 地域の魅力づくり、誘客、外国人旅行者、スポーツ、観光人材、広域連携を進めます。 |
| 宮崎県地域防災計画 | 予防・応急・復旧の総合計画 | 南海トラフ地震、津波、台風、豪雨等に備え、県民・事業者・防災機関の役割と連携を整える必要があります。 | 被害想定と近年災害の教訓を踏まえ、災害種別・段階別に対策を更新します。 |
3. 計画を答案へ使う4段階
| 段階 | 計画から読むもの | 答案への変換 |
|---|---|---|
| 課題 | 現状、地域差、支援が届きにくい対象 | 誰にどの不利益が起きているか |
| 方向 | 目指す姿、基本方針、重点施策 | 何をどの状態へ変えるか |
| 役割 | 県、市町村、企業、団体、県民の分担 | 主語と連携方法を明確にする |
| 検証 | KPI、評価、進行管理 | 成果指標と見直し方法を置く |
4. テーマ別の参照順
| 出題テーマ | 最初に読む | 次に確認すること |
|---|---|---|
| 宮崎の基幹産業を次世代へつなぐ | 宮崎県総合計画2023・長期ビジョン | 対象者、県の手段、市町村・事業者との分担、成果指標 |
| 若者が働き暮らせる地域 | みやざき産業振興戦略 | 対象者、県の手段、市町村・事業者との分担、成果指標 |
| 災害と気候変動に強い産業・暮らし | 第八次宮崎県農業・農村振興長期計画(後期計画) | 対象者、県の手段、市町村・事業者との分担、成果指標 |
5. 引用ではなく自分の提案へ変える
弱い書き方
「県は計画に基づき取組を推進すべきである」と計画名だけを置く。
強い書き方
計画が示す課題を踏まえ、対象者を絞り、県が共通基盤・広域調整・市町村支援を担い、関係主体が地域で実装する仕組みと成果指標まで示す。
6. 更新時の注意
- 計画期間と最終更新日を確認する
- 新計画の策定中は、現行計画と見直し資料を混同しない
- 答案では計画本文の丸写しを避け、設問の対象・原因へ合わせる
- 受験年度直前に公式ページを再確認する
確認日
2026年10月10日時点の公式ページを基に整理しています。
7. 過去問と往復する
計画で得た材料は、実際の問題の条件に合わせて削り、答案の二つの取組へ落とします。
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