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自治体別対策 ・ 37

さいたま市役所の論文試験対策|過去問の傾向・1000字の書き方を解説

さいたま市役所の論文は、市の人口動態や強みを踏まえ、職員として何に取り組むかを具体的に問う問題が中心です。行政事務A・B、社会人経験者などの過去問から、準備すべきテーマと60分で書き切る方法を解説します。

2026年9月21日

この記事の結論

さいたま市対策では、地域コミュニティ、子育て・人口動態、都市の魅力、DX・AI、防災、行政サービスを優先します。答案は市の特徴 → 課題と原因 → 取組1~3 → 自分が職員として果たす役割の順に組み立て、一般論で終わらせないことが重要です。

1. さいたま市役所の論文・作文試験の概要

主な区分形式時間字数
大学卒業程度・行政事務A/B論文60分1,000字程度
社会人経験者・行政事務論文60分1,000字程度
職務経験者・保育士論文60分800字程度
高校卒業程度・障害者選考作文60分800字程度
学芸員論文90分1,200字程度

受験年度の案内を確認

区分、試験科目、字数は年度によって変更される場合があります。最新情報は、さいたま市の職員採用案内で必ず確認してください。

公式情報

出典:さいたま市「過去に出題した論・作文課題」 →
さいたま市公式ホームページ →

2. 過去問から分かる五つの出題傾向

2-1. さいたま市固有の状況を踏まえる

人口動態、子育て世代からの評価、大宮・浦和などの都市の魅力、岩槻の人形、市民満足度など、市の特徴が問題文に組み込まれています。全国共通の課題だけでなく、「なぜさいたま市で重要か」を説明する必要があります。

2-2. 「職員となった際に何をするか」まで問われる

令和7年度・6年度の行政事務では、課題の説明だけでなく、自分が職員となった際に取り組みたいことを求めています。制度名を並べるのではなく、現場把握、庁内調整、市民との対話、効果検証など、自分の役割を示します。

2-3. 都市の強みと課題を両面から捉える

人口増加や子育て世代から選ばれる強みがある一方、将来の人口構造、地域交流の希薄化、行政需要の増加などにも目を向ける必要があります。強みを伸ばしながら課題を予防する答案が適しています。

2-4. 経験者区分は経験の再現性が重視される

社会人・職務経験者では、潜在的な魅力を引き出した経験、緊急時の対応、チームワークなどが問われます。経験を紹介するだけでなく、その経験から得た手法を市の仕事でどう再現するかまで書きます。

2-5. 人と技術の役割分担を考える

AI・ロボティクス、DX、オンライン化の問題では、効率化だけを主張しません。定型業務は技術へ移し、職員は対話、個別判断、政策形成など人にしかできない仕事へ注力する設計が求められます。

1市の特徴

強みと変化を捉える。

2課題・原因

対象と場面を絞る。

3取組と役割

職員として具体化する。

3. 優先して準備したい頻出テーマ

準備分野想定する課題取組の方向性
地域コミュニティつながりの希薄化、担い手不足参加の入口、地域拠点、デジタルと対面の併用
人口・子育て将来の人口構造、ニーズの多様化切れ目ない支援、住環境、子どもの居場所
都市の魅力地域資源の認知・回遊、地域差大宮・浦和・岩槻等の資源発信、官民連携
DX・AI業務負担、デジタル格差、情報管理BPR、複数窓口、人による確認、職員の役割転換
防災・危機管理要支援者、情報伝達、地域連携平時の個別支援、訓練、情報共有
行政サービス多様な市民ニーズ、人員・財源の制約利用者視点、優先順位、効果測定
組織・働き方職員満足度、人材育成、連携心理的安全性、対話、知識共有、改善提案

4. 行政事務A・Bをどう書き分けるか

過去問ではA・Bとも1,000字程度ですが、問われ方には傾向があります。

区分近年の問われ方準備の重点
行政事務A人口動態、地域交流など、市の状況を踏まえた政策課題市のデータ・計画、対象者、地域での実施方法
行政事務B行政サービス、他自治体との比較、生活環境利用者視点、強みと改善点、サービスの質

ただし、年度によって重なる部分もあります。どちらも「さいたま市の特徴」「具体的な取組」「自分の役割」を書ける準備が必要です。

5. 60分・1000字程度の答案構成

60分では、最初に設問を分解して構成を決めることが重要です。12分で設問分析とメモ、43分で執筆、最後の5分で推敲する配分を目安にします。

段落字数の目安書く内容
序論120~150字市の状況、最重要課題、結論
課題・原因150~180字誰に何が起き、なぜ問題か
取組1180~200字把握・基盤整備・入口づくり
取組2180~200字対象者への支援・参加促進
取組3180~200字連携・人材・効果検証
結論80~100字目指す市の姿と職員としての姿勢

「取り組みたいこと」を行動へ変える

「地域交流を促進する」だけでは抽象的です。どの住民を対象に、どこで、誰と、どの方法で、何を指標に改善するかまで具体化します。

6. 令和7年度「地域との関わり」の構成例

答案の部分構成メモの例
結論生活圏ごとに、参加の負担が小さく継続できる地域活動の入口を増やす
課題働き方や家族形態が多様化し、既存活動の時間・運営方法が住民の生活と合わない
取組1区役所や地域団体と連携し、世代別の参加阻害要因と地域資源を把握する
取組2子育て、防災、健康など関心分野別に、短時間・単発でも参加できる活動を用意する
取組3対面拠点とデジタル案内を併用し、参加者が次の担い手へ移れる仕組みを整える
役割職員として関係者を調整し、参加率や継続率、住民の実感から改善を続ける

町内会加入率だけを成果にせず、「孤立しにくい」「困ったときに相談先が分かる」など、地域社会の機能回復へつなげると設問に正面から答えられます。

7. 社会人経験者は「経験から行政への接続」を書く

経験者区分では、経験を長く説明しすぎると、市職員としての活用が薄くなります。次の順で配分します。

成果は売上や件数だけでなく、関係者の行動変化、再発防止、仕組み化も使えます。最後に、さいたま市のどの課題・職場で生かすかを示します。

8. 令和5年度「AI・ロボティクス」から学ぶ考え方

令和5年度の行政事務Aでは、「AI等に任せられる事務作業」と「職員にしかできない業務」が問われました。答案は、定型的な入力、集計、検索、文書のたたき台などをAI等が担い、職員は個別事情を踏まえた判断、市民との対話、政策立案、関係者調整へ注力する役割分担を軸にします。

技術導入で書きたい四点

業務分析 → 適用範囲 → リスク管理 → 人にしかできない価値の順で書きます。導入自体を目的にせず、市民サービスの質と職員の専門性を高めることを目的に置きます。

9. まとめ

年度別・区分別の問題文は、さいたま市の論文・作文過去問一覧で確認できます。

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