福岡県庁の論文過去問一覧|大学卒業程度(Ⅰ類)行政
福岡県庁のⅠ類行政では、県の政策課題を具体的に示したうえで、問題点を分析し、行政としての取組を提案する問題が中心です。令和3~7年度の問題を年度別に確認します。
公式出典・掲載範囲
福岡県人事委員会が公表したⅠ類行政の論文課題を中心に、令和3~7年度を整理しています。公式ページは直近年度の課題へ差し替わるため、令和7年度・令和6年度は現行の公式PDF、以前の年度は公開当時の問題記録に基づきます。
1. 出題形式
| 対象区分 | 時間 | 字数 | 評価対象 |
|---|---|---|---|
| 大学卒業程度(Ⅰ類) 行政 | 70分 | 公式案内に明記なし | 専門的知識、文章表現力、文章構成力等 |
令和8年度案内では、論文は第1次試験日と同日に実施し、第1次試験合格者分のみ第2次試験で採点します。字数は現行の公式案内に明記されていないため、当日の問題冊子・答案用紙の指示を優先してください。
2. 令和7年度|世界から選ばれる福岡県
「世界から選ばれる福岡県」の実現に向けて、県としてどのような取組を行うべきか、あなたの考えを述べなさい。
3. 令和6年度|地域交通・物流/外国人材
課題1|物流の2024年問題と地域公共交通
自動車運転業務の時間外労働規制、担い手不足、脱炭素への対応を背景に、物流の停滞と地域公共交通の維持に関する問題点を挙げ、行政として必要な取組を論じる問題です。
課題2|外国人材が暮らし、働き、地域に参加する環境
県内の外国人労働者が増える中、外国人材が安全・快適に暮らし、働きやすく、地域社会へ参画しやすい環境を整える際の課題と行政の取組を論じる問題です。
4. 令和5年度|インバウンド/地域コミュニティ
課題1|外国人旅行者と旅行消費の拡大
入国制限の解除後、都市部・地方部を問わず外国人旅行者を増やし、旅行消費額を拡大するため、県が立てるべき戦略と具体的な取組を論じる問題です。
課題2|地域コミュニティの自治機能
人口減少、少子高齢化、価値観の多様化等で地域コミュニティの自治機能が低下することによる問題と、その解決に向けた行政の取組を論じる問題です。
5. 令和4年度|雇用/人口減少/防災
課題1:若者、女性、中高年、高齢者、障がいのある人などが「住み慣れたところで働く」ために行政が取り組むべきこと。
課題2:福岡県で人口減少が進むことによる問題と、その改善・解決のために行政が取り組むべきこと。
課題3:防災意識、避難支援、啓発、インフラ等から特に進めたい対策を選び、実施時の課題と解決方法を含めて論じること。
6. 令和3年度|脱炭素/児童虐待防止
課題1|温室効果ガス削減
2030年度の温室効果ガス削減目標を踏まえ、取組を加速するために有効な施策を、行政・産業界・家庭の各視点から論じる問題です。
課題2|児童虐待防止
児童虐待の発生予防、発生時の対応、虐待を受けたこどもの自立支援の三つの観点から、行政機関が推進すべき取組を具体的に論じる問題です。
7. 出題傾向
- 県政課題が具体的:交通、観光、外国人材、人口、防災など、福岡県の現状と取組を踏まえる
- 複数課題から選ぶ年度が多い:得意分野だけでなく、課題分析と施策提案の共通骨格を準備する
- 実施主体を書き分ける:県、市町村、企業、地域団体、県民の役割を整理する
- 県内の地域差を扱う:福岡、北九州、筑豊、筑後の条件差を踏まえ、県全体への波及を示す
- 抽象論を避ける:対象者、実施方法、連携先、成果指標まで具体化する
傾向と書き方